ぐじん通信

「ぐじん通信」1号

 認知能力と非認知能力 その1

 高齢期の健康度や介護認定時のスケールとして「認知能力測定」が重要視されている。認知能力を簡単に言えば「読み・書き・そろばん そしてAI」である。すべて計測可能な分野・項目であることを特徴としている。

このスケールは子ども時代からお馴染みで「学校教育の現場で学業成績」として長年一般化しているので理解は容易である

わたしの長年の疑問は、長い人生経験を経た高齢者の今を理解するのにこの認知能力を以って可視化可能かということであり、今更何かを記憶してどうなるのかである。もっと言えば

そんな中、乳幼児教育の世界に「非認知能力を高める」という文脈の論文に出会った。非認知能力とは計測できないすべての能力を意味し、総称して「社会力」とも呼ばれている。この二つの能力を高齢者に着目して「クルマの両輪」と捉えることはできないかと考え始めた。

続きは次号に・・・